工務店インタビュー

プロからのオーダーが7割 – ビラハウジング

ビラハウジング

30周年を迎えるビラハウジング。
地元のお客さんを中心に口コミだけで通常業務がまわっている。
最近はRC-VというRC関連のアパート建築も手がける。

ビラハウジングの林さんにお話をうかがいました。

アパート建築と普通の建築の違うところ

アパートは不特定多数の人が使うというところが違いますね。
よくあるケースとしてオーナーのこだわりでエアコンのダクトを隠したいとか、キッチンに海外製を使って欲しいというオーダーを頂くことがあります。
ところが、その設備を入居者さんが気に入るかどうかはわからない上に、やはりコスト高になってしまうのですね。
特に、メンテナンス時にその海外のメーカーさんが対応していなかったりすると、大きくコストが変わってきます。

そこで、こだわりのオーダーを頂いた時には、雰囲気を大切にしつつ、メンテナンスしやすい国産の部材を使うことなどをご提案します。
国産品をちょっとカスタマイズするだけでも、満足いく見栄えになることも多いですよ。

最近のアパートの構造について

RCの建築も盛んになってきていますね。なぜなら銀行の評価がRCの方が出ることも多いからです。
また耐火構造の問題もあります。
実は耐火構造のツーバイフォーで木造をしっかり施工できる工務店さんは数少ないのです。
口ではできるといっても、できない業者さんもいます。
弊社では腕の良い職人さんにお願いするために、わざわざ茨城から来て貰っています。
そうすると、どうしてもその人頼みになりますから、それであれば、RCーVという規格品で作れる方がよいのではないかという考え方がありました。
そこで、耐火構造をお望みの方にはRCもご提案したりしています。地盤が弱いと杭工事で金額がかかりますが、4階くらいまでがコスト的にはよいことが多いですね。戸数でいうと11個~12個くらいが多いです。

どんな人からのオーダーが多い?

弊社は法人様からのオーダーが7割を占めます。
いわゆる賃貸経営のプロである不動産事業者さまや、大手ハウスメーカーさまからのオーダーですね。
残り3割は個人の方で、地元のオーナー同士のご紹介などが多いです。
もちろんアパート大家ドットコムさんからご紹介頂いた施主様からのオーダーもあります。
先日も建築しましたね。

大手ハウスメーカーと自社の違いについて

弊社はミサワホームさまの一括施工業者です。
大手ハウスメーカーさんは、そこに彼らの現場監督もつくのでどうしても費用がもう少し高くなることになりますね。
そのかわり、二重チェック体制にはなるので、安心材料は増えるメリットもあります。
やはりオーナーさんの考えで選んでもらうのがよいと思います。

アフターサービスについて

保証体制は一般的な工務店で一緒ですね。10年まで躯体の保証をしており、その後有償のチェックとメンテナンスをした後、もう10年保証期間が伸びます。合計20年です。
ハウスメーカーさんとの違いでいうと、弊社は、やはりリクシルさんなど、より一般的な部材を使うということがあります。
例えばハウスメーカーさんですと、パネルなどが独自商品で、メンテナンス時にもその商品を使う必要があります。特殊性がある分メリットもありますが、施工できる工務店も限られますし、どうしてもコスト高になる可能性はあります
一方でリクシルさんなどのメーカー品の場合は、一般家庭も含めてたくさん流通しているので耐久性も保証されやすいですし、交換時のコストメリットもでやすいです。
また、リクシルさんなど、専門メーカーかつ上場企業の商品を採用していくのは、研究力と信頼力も期待できるので、良い選択肢だと考えています。

最新の部材を使う工夫

より新しい良質な素材を発見し、使っていくには、工務店として勉強も必要です。
そういった情報はリフォーム産業フェアや賃貸住宅フェアなど、展示会で最新情報を仕入れることが多いですね。
また実際に使うとなると、意外と工務店同士の繋がりも大きいです。
例えば、私たちは神奈川がエリアですが、埼玉の工務店さんなどと定期的な集まりがあります。
そこで情報交換はよく行っています。実際に施工した情報は欠かせないですね。

自社の特徴

設計に関しては、木造もできますし、重量鉄骨もできるところが強みですね。
また、その施工の柔軟度がある分、土地にあわせてその土地を一番有効活用出来るように考えています。
そういった意識や対応力が評価されているのか、工務店などプロからの受注もありますね。
躯体を弊社が作り、あとの内装はその会社さんがやるなど役割分担をしています。

ビラハウジング協力会の存在

私たちは職人さんを大切にしています。それが建物の品質と納期に直結するからです。
具体的には、ビラハウジング協力会というものが存在しており、審査があって一見さんの業者は入れません。
協力会では、忘年会に参加したり旅行したり、ゴルフにいったりなど。それに参加してもらうことを必須にしています。コミュニケーションも大切だからです。
そのおかげで、現場は知っている人同士なので施工ムラが出づらくなります。
かつ忙しい時でも、応援に来てくれたり、緊急の時に助けてくれます。最近でも、ある現場が終わったあとで、23時まで対応してくれました。本当に感謝です。

納期を重視する理由

賃貸なので、客付けを考えても、引き渡し時期はオーナーさんにとって死活問題です。
ですので、納期はかなり重視しています。

オーナーへの対応で心がけていること

やはり、オーナーさんの希望を聞くということが一番大きいと思います。
銀行ありきの方だと予算重視で考えもしますし、逆に土地の有効活用で現金をもっているという方の場合は、設計中心になることもあります。
あと、やはり目的が最大収入なのか、安定した収入なのかによってもプランは変わりますので、その当たりもヒアリングします。
なので、先にプランを出す会社もあると思いますが、弊社はお打ち合わせをした上でプランを出すようにしていますね。
あとしつこく営業はしないようにしています。

あと基本的に、ご要望にはよりますが、やはり賃貸経営ということで、その土地を最大限活用した場合の収支プランはお話しますね。
土地のポテンシャルを見て頂くことで、視野が変わる可能性もあるからです。

急いでいる場合のオーナーへのアドバイス。

測量図があると早く進みますよ。弊社もそうですが、誠実に見積もりをするには、どうしても測量が必要です。
ですので、最初にいきなりお打ち合わせをしても具体的なことを申し上げられないのです。
しかし、もし測量図があれば、ある程度精度の高いお話ができますし、先に現場を見に行くこともできます。
測量図は法務局で手に入りますよ。

工務店目線で、ハウスメーカー選びで気をつけた方がよいことは?

実績があるところの方がよいと思います。
実は、立派な工務店に見えるのに価格が格安という場合、実態は職人さんの寄せ集めでやっているところもあるのですね。

そういう場合は、工程管理と品質管理がめちゃくちゃになりやすいので、できれば別の設計士さんについてもらった方がいいと思います。
弊社も設計士がいるにも関わらず、施工の難易度や判断によっては、外注の設計士さんを追加でいれたりします。
そうすることで、構造的なムラがなくなるからです。それくらい、品質のチェックは大切です。

ビラハウジングの品質チェック体制

弊社では毎月一回、社長を含めて必ず全部の現場視察を行っています。
そして、現場と工程の進捗を確認します。特に見るのは現場の綺麗さと、職人さんの挨拶です。
それがないと管理がされていない現場であることが多く、手を入れないと駄目だという判断になります。

アパート大家ドットコムについて

普段、弊社はアパート建築の宣伝はしていません。ウェブサイトの一括見積もりも他社ではお受けしていません。アパート大家ドットコムさんだけです。
なぜかというと、普段は口コミで法人、個人問わずご紹介頂いているので、わざわざ営業をしなくてもいいからです。
また大手さんからも依託も多いので、そういう意味でも技術力には自信があります。
しかし、それだけだと、どうしても自社の独りよがりになる可能性があります。

その点、アパート大家ドットコムさんからは、相性の合いそうな方をご紹介頂いていますし、かつ他の工務店さんのレベルも高いのでお聞きすると勉強になることも多いです。
プレゼンの質がよかったり、プランについても面白いものが多いです。
全然他社の方が良い、ということにならないためにも、我々も負けられないと思いますし、ひいてはそれが弊社の成長に繋がっていると思います。
ですので、これからもアパート大家ドットコムさんとは良いお付き合いを続けていけたらと思っています。